子どもの成長は本当にあっという間。
生まれてからは慣れない育児に振り回されつつも、
いつの間にか出来る事も増えて、少しずつ言葉も出始めて、更に可愛さが増してきたなぁとしみじみ感じる親御さんも多いのではないでしょうか。
そんな時、そろそろ考え始めるのが「トイレトレーニング」
可愛いわが子のお世話も続けたいけれど、
ちゃんと自分のことを自分で出来るようにさせてあげたいですよね。
特に、保育園や幼稚園の入園を考えると、それまでにはクリアしておきたいもの。
でも、実際トイレトレーニングと言ってもどう進めたら良いか分からない、何が必要か知りたい、という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今回は、そんなトイレトレーニングデビューをする親御さんに向けて、トイトレの始め方から進めるコツまで、基本からお伝えしていきたいと思います。
知っておくことで、子どもと楽しくトイレトレーニング出来るかもしれませんよ!
目次
開始の目安は「おしっこの感覚、歩けるか、意思疎通できるか」
始めるにあたって、一番悩むのが開始時期。
一般的には、以下のサインが出てきたら始め時らしいです。
★おしっこの間隔が2~3時間空く
膀胱にある程度おしっこを溜められるようになってから! この膀胱の成長速度には個人差があるのでトイレトレーニングの開始時期もお子さんにとって千差万別であるのは当然です。★ひとりで歩ける
ひとりで歩きできるということは、大脳皮質が発達してきていることにリンクしています。おしっこの感覚や言葉が理解できるようになったり、トイレやおまるにしばらく座っていることができるようになります。★言葉を理解するようになる
おしっこやうんちを言える、または言葉で言えなくてもママの手を引っ張るなど教えてくれるサインが出せるようになるとよいでしょう。
引用:https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_E1405943068146/pid_2.html
やはり、身体的な発達の自立行動が見られると、「そろそろかな」という時期ですね。
また、開始月齢・年齢としては2歳~2歳半が最も多いそうです。
やはり、幼稚園の入園前にはトイレトレーニングを終えておきたいと思う親御さんが多いからでしょうか。
ただ、親の思いで無理やり押し付けて開始するのはおススメできないので、それぞれお子さんのペースに合わせて始めていきましょう。
トイレトレーニングの目的は「自分で排泄出来るようになること」
サインも出てきて、そろそろトイレトレーニングを始めようと!と思った時に大事なのが、
「目的はオムツを外すことではなく、自分で排泄が出来るようになること」ということを認識しておくことです。
「いやいやそんなの分かってますよー」と思うかもしれませんが、
トイレトレーニングは「トレーニング」と呼ばれるだけに、
子どもによっては長期戦になる可能性があり、親も覚悟が必要になってきます。
何故かというと、
トイレトレーニングは、単にオムツを外しパンツにするということではなく、
- 自分でトイレに行く
- パンツの上げ下ろしが出来るようになる
- 排泄する
- トイレを流す
- パンツを履く
という、一連の流れを1人で出来るようになることです。
大人になった今では何でもないことかもしれませんが、子どもにとっては初めての体験。
実際1歳代くらいに始めても、トイレトレーニング完了となるまでには1年以上かかる場合も多くあるんです。
その為、なかなかオムツが外れない、失敗ばかりすることが続くなどすると、親としてもイライラが募りがちになり、余裕がなくなることも。
そんな時こそ目的をちゃんと認識し、「出来るようにしてあげる」ことを忘れずに向き合ってあげましょう。
成功のコツは「焦らず、叱らず、楽しく」
トイレトレーニングの初めは、なかなか上手く行かないことが続くかもしれません。
でも、そんな時に親として心得ておきたい成功のコツは「焦らず、叱らず、楽しく」行うことです。
シンプルですが、とても大事なことなんです。
文章で見ると「うんうん、それなら問題ない!」と、簡単に出来そうに見えますが、
実際見守る立場になると、上手く行かない状況にはモヤモヤしがちになります。
1~2日でサッと終われば余裕も生まれそうですが、
トレーニングを続けて数か月、1年ともなると、
周囲のお友達と比べてしまって焦ったり、
つい子どもに怒ってしまったりするかもしれません。
でも、トイレトレーニングに焦りは禁物。
何故かというと、トイレを含めた様々な生活習慣は、自分自身の気持ち、情緒が安定することで少しずつ身についていくものだからです。
大人でも、急かされたり怒られながらやるトレーニングは楽しくないですし、なかなか身につかないですよね。
子どもも一緒です。
その為には、子どもへの温かいまなざしや声掛けなど、「一緒に頑張って行こうね!」という、しっかりとしたスキンシップが大切になってきます。
そして、根気強く毎日の繰り返しの中で、成功や失敗を重ねて徐々にできるようになっていくはずです。
子どものペースを大事に、二人三脚で進めてみてはいかがでしょうか。
好みに合わせたアイテムを上手く活用して楽しくトレーニング
一生懸命トイレトレーニングをしていても、時に子どもが飽きてしまったりしてなかなか進まないこともあるかもしれません。
そんな時、是非導入してほしいのがトイトレグッズ。
何故かと言うと、子どもは好奇心をくすぐられることで俄然やる気が出てくるからです。
代表的なグッズといえば、
足元が安定して乗り物感覚で楽しめる「おまる」
掃除の手間がなく、使い勝手の良い「補助便座」
オムツからの成長を子どもも実感できる「トレーニングパンツ」等があり、
素材や形状、メーカーなどでそれぞれ特徴があり、月齢や環境などによって使い分けてみると良いかもしれません。
また、子どもの好みを上手く取り入れて、
男の子であれば形が特徴的なものや好きなキャラクター
女の子であれば可愛い柄や色合いのグッズ
を導入すると
トレーニングに前向きになってくれて楽しく進める可能性が高まりますよ。
最後に
大人になると、「食べること」や「トイレに行くこと」も、生活の中で当たり前のように行っていますが、私たちも子どもの時は同じようにトレーニングをして学んできたはずです。
最初はなかなか上手くいかず悶々とする日が続くかもしれませんが、失敗はいつまでも続くわけではありませんし、いずれ必ずトイレトレーニングにも終わりがあります。
見守る側としては大変ですが、初めてのステップアップをしようとする子どもも頑張っているので、いい思い出になるようしっかりと支えてあげたいですね。